京印章とは何ですか

京印章とは、京都で作られた伝統と技術を継承する印章の事。

京都の歴史と共に歩んできた、伝統工芸品です。
我が国で印章(はんこ現代では印鑑と呼ばれることが多い)が使われるようになったのは、

大化の改新により大宝律令が制定されたときからといわれています。

平安京以後、京都では天皇御璽(天皇の印章)や当時の役所の官印などが作られて行きました。

古代の印はほとんどが鋳銅印で、銅を溶かして鋳造された物でした。

やがて鎌倉時代になり宋との交流が盛んとなり僧侶や文人の間に

落款印・書物印(絵や書などの作者を示す印)などが流行り益々発展していきました。
さらに戦国時代に入ると武将ばかりでなく実名印(後の実印)が使用され商人の間にも普及していきました。

江戸時代に入ると庶民にまで印章が広まり印判師が京都に誕生し人数も増えていきました。

この様にして京都で発展し作られた印章を京印章といいます。
京都府印章業協同組合は、

古来より伝わる京都の印章の歴史と技術を現代に受け継ぐ職人の協同組合です。

組合員の作る印章は「京印章」に認定され、

京都ブランドとして広く親しまれ使われています。

また、「印章祈願祭」や「篆刻教室」など、様々なイベントも開催。

日本の文化に根を下ろした“はんこ”を、

より身近に感じていいただく機会を提供しています。

京都府印章業協同組合ホームページより抜粋

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